E-learning 基礎編 第3回

依存症のサイクルにまきこまれていることに気づいて、これをやめること。

ギャンブル障害のサイクル

ギャンブルにはストレス発散、一時的な儲けなどの短期の良い効果と、長期的な悪い効果があるので、悪循環=依存症のサイクルが生じてしまう。

家族もこのサイクルにまきこまれていく。特に借金の肩代わり。

ビデオ:家族の関わり方の問題

依存症者は「依存症の考え方」と本来の「自律的な考え方」の2つの考えをもつようになる。

「依存症の考え方」の具体的な内容

①ギャンブルのもたらす悪い影響を小さく考える(=否認、過小評価)
「みなやっていることで問題ない」「みつからなければよい」「今日で最後にすればよい」「利息があまりふえなければ大丈夫」

②自分には特別な予測できる能力やツキがあるという非現実的な考え。ギャンブルでうまくいく場面を選択的に思い浮かべる。
「これから運がついて、負けをかえせるはずだ」「一発逆転であててやる」

③やらずにいられない
「こんなストレスでは、やらずにはいられない」

④コントロールできるという思いこみ
「自分は依存症じゃないので、やめようと思えばすぐにやめられる」

⑤ギャンブルを行う理由づけやいいわけを考える。
「妻とけんかしたから」「今日はおいわいだから」「誘われたから」

⑥家族や友人がなんとかしてくれる。
「家族が借金を帳消しにしてくれるはず」「家族なしには生きられない。」

ビデオ:ギャンブル問題をもつ人の
2つの考え方とそれへの関わり

依存症の考え方:「ブラックひろし」 / 自律的な考え方:「ホワイトひろし」

家族の関わり方は、2つの考えの
どちらを助けてきたでしょうか?

ビデオ:家族に対する当事者の気持ち

ビデオ:家族からのメッセージ

ワーク:家族としての関わり方を見直そう

「自律の考え方」を助ける関わり方

★あなたがやっていた(やりたい)「自律の考え方」を助ける関わりを以下に書きましょう。

例:当事者の努力を誉められる。

「依存の考え方」を強める関わり

★あなたがやっていた(やりたい)「依存の考え方」を強める関わりを以下に書きましょう。

例:肩代わりしてしまう。